良い歯を抜かずに矯正したい(9歳女子A)
上顎の前歯が4本、下顎の前歯が4本、永久歯に生え変わった頃に来られました。
当院に来られる前に別の矯正歯科医院で「顎がとても小さいので少なくとも上顎2本、下顎2本以上の歯を抜いて矯正しないといけない」と説明を受けられたとの事。実際に顎はとても小さく、4歳児位の大きさでしたが、歯を1本も抜くことなく良いかみ合わせに出来ました。
治療の流れ
良い歯を抜かずに矯正したい(9歳女子B)
上顎の前歯が4本、下顎の前歯が4本、永久歯に生え変わった頃に来られました。
当院に来られる前に別の矯正歯科医院で「顎が小さいので歯を抜かないと矯正できないでしょう」と説明を受けられたとの事でしたが、歯を1本も抜かずに良いかみ合わせにできました。
治療の流れ
良い歯を抜かずに、上の出っ歯を治したい(14歳男子)
治療の流れ
このステージでは、顎が発育不足となる環境因子を取り除くのがテーマです。
環境因子って?
①リップシール(普段、口を閉じて鼻で呼吸していること)
②舌のポスチャー(口を閉じている時の舌の位置が適切であること)
③良い下顎位(下顎が身体にとって良い位置で噛めていること)
つまり、この3つのことが出来ていないと顎は再び小さくなる可能性が強いのです。ステージ3は、この3つのことを身体に習得させる自然成長誘導法の中で最も大切なステージです。
彼の場合は、③が身体にとって良い位置よりも後ろの方で噛んでいたので出っ歯に見えていました。従って、ステージ3で下顎を身体にとって良い位置で噛ませることで見た目の出っ歯も治ったのです。
受け口を治したい(3歳女子)
当院に来られる前に別の歯科医院で受け口の相談をしたところ「大人の前歯が生えてくるまで様子を見ましょう」との説明を受けられ、「それまでに出来ることはないのですか?」というお母さんのご相談。3ヶ月で受け口が治りました。彼女にとって治療後の状態の方が自然な姿です。
あるデータによると
3歳児検診で年間約4~5万人(4~5%)のお子さんが受け口に該当する。大抵は「永久歯が生えるまで様子を見ましょう」といわれるが、自然治癒する割合は1割に満たない。
治療の流れ
パーレー・ワイヤー付の前方拡大装置:下顎を前に出さないようにしながら、上顎を前方へ拡大。
※パーレー・ワイヤーとは、下顎をそれ以上前に出さないように癖づける装置です。
従来の自然成長誘導方へ移行:受け口は治ったが、上下の顎に発育不足は認められたので、親御さんの希望により従来の自然成長誘導方へ移行。
※受け口になってしまうのは、その子の癖が非常に大きな原因になっています。従って、機械的に受け口を治しても、その癖が治っていないと再び受け口になってしまう可能性が強くなります。よって、受け口のお子さんの場合は長期にわたって経過観察していく必要がありますし、その癖を治す為に当院では、パーレー・ワイヤーなどの装置を使います。